「非純正バッテリーパック」について

皆様お使いのノートパソコンには、バッテリーパック(リチウムイオン電池やニッケル水素電池)が内蔵されています。このバッテリーパックによって、飛行機や車中のような一般的な電源供給がない場所でもパソコンを使用することができます。

パソコンメーカと電池メーカは、バッテリーパックの電池、回路等を安全性、信頼性等を確保するように設計しています。またバッテリーパックを製造するにあたり、電池個々の性能に基づき組み合わせています。さらに、各パソコンメーカが充分な検査のうえ出荷しています。このようなプロセスを経て出荷されている純正バッテリーパックは、ご使用時にパソコン本体から様々な監視制御が行われています。

しかし、最近このパソコンの純正部品であるバッテリーパックのリチウムイオン電池が寿命をむかえて使用できなくなった際、パソコンメーカの純正バッテリーパックを使用しないで、非純正バッテリーパックを使用されるケースが増えています。このようなバッテリーパックは、パソコン本体の設計/制御情報が、どの程度反映されて製作されているかが不明で、このために、トラブルが発生することが危惧される状況です。場合によっては、安全性に関わる問題が発生する可能性があります。万一、このような問題が発生した場合、当然のことながらパソコンメーカ、電池メーカの保証の範囲外となります。

また、過去の使用状況が不明なバッテリーパックの使用には注意が必要です。

なお、ノート型パソコン用「非純正バッテリーパック」に関してご注意いただきたいことに関しては、(社) 電子情報技術産業協会 (JEITA) においても、下記のホームページに掲載されていますのでご参照ください。

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