使った後も充電すれば、繰り返し使える電池のことです。 次のような良い点があります。
最近もっとも使われている小型二次電池(充電式電池)は、携帯電話(けいたいでんわ)やノートパソコン用のリチウムイオン二次電池です。
繰り返して毎日使うような時、使い切りの乾電池よりお得という理由で、コードレス電話、電動歯ブラシ、シェーバーなど毎日よく使うものに使われていました。
ニカド電池の約2倍の電気容量を持っていますので、1回の充電でより長く機器が使えます。 機器の小型軽量化に役立つ電池です。
1980年代に登場した新しい二次電池です。 小さくて軽くてハイパワーで、携帯電話(けいたいでんわ)などにはかかせない電池です。 ビデオカメラや携帯電話(けいたいでんわ)がより小さく軽くなったのはこの電池によるところが大きいです。
詳しくはお伝えできませんが、乾電池などとくらべて、充電池式電池は「材料」と「造り」が違うので、充電、放電の繰り返しを行うことができます。 化学変化した物質が、充電することによって、再びもとの状態にもどるので繰り返し使えます。
乾電池は、一度しか使えない使いきりの電池ですが、充電式電池は充電し、繰り返し使える電池です。
ニカド電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池・小型シール鉛蓄電池(なまりちくでんち)などの種類があります。
「リサイクルマーク」と呼ばれるものです。 小型二次電池にもいろいろな電池があり、乾電池に似た形のものから一個以上の電池をプラスチックケースに入れた電池パックなど形もさまざまです。「リサイクルマーク」は充電池式電池であることと、その種類が見分けられやすいようにつけられています。電池の種類によって色分けをしているものもあります。
種類が違うため、電圧の変化や持続時間に差がありますので、絶対(ぜったい)にまぜて使わないでください。 液もれしたり、発熱、発火の恐(おそ)れがあり危険です。
安全規格(あんぜんきかく)(電気用品取締り法(でんきようひんとりしまりほう))面で、問題となりますので、自分で作ることはおすすめできません。 電池工業会としては絶対(ぜったい)に作らないことをお願いします。
性能の違いなどがあるので、性能保証(せいのうほしょう)の点から違うメーカ同士では充電しないようにしてください。 専用の充電器を使ってください。
海外で使えるものもあります。 充電器についている使用説明書を読んでください。
乾電池は充電できる構造(こうぞう)にはなっていません。 液もれしたり、電池が破裂(はれつ)する恐(おそ)れがありますので、絶対(ぜったい)にしないでください。 電池工業会としては、安全を保証(ほしょう)していません。
電池を使い切らずに充放電を繰り返すと、電池が「短時間だけ使用」を記憶(きおく)し、次に使う時に電圧がすぐに下がり機器が止まったりする現象(げんしょう)です。おもにニカド電池で見られます。
電池について