自動車用バッテリーの点検・保守方法

1.液量点検

日常点検として法律(道路運送車両法)で義務づけられています。少なくとも1か月に1回または自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に点検をしてください。

◆バッテリーの側面から液量を点検します。

  1. 側面が汚れている場合は、水で湿らせた布で液面線の周囲を清掃し、液面がUPPER LEVEL(最高液面線)とLOWER LEVEL(最低液面線)の間にあることを確認します。
    ※乾いた布で清掃すると静電気により引火爆発する恐れがあります。
  2. 液量がUPPER LEVELとLOWER LEVEL間の半分以下に低下している場合は、直ちにUPPER LEVELまで精製水(市販のバッテリー補充液など)を補充し、補充後は、キャップ(液口栓)をしっかりと締めます。

※詳細は、バッテリーの取扱説明書、車両のメンテナンスノートなどに記載してありますのでご参照ください。

2.外観点検

◆バッテリーの外観を目視点検します。

  1. 本体にヒビ、割れ、欠け、液漏れ、およびキャップ(液口栓)の排気孔にゴミなどの付着がないことを確認します。
  2. 異常が認められた場合は、販売店にご相談ください。

3.取付け金具、ターミナル部の緩みの点検

◆取付け金具、ターミナル部の接続状態の点検をします。

  1. 取付け金具の点検
    バッテリーが取付け金具でしっかり固定されているか点検します。緩んでいる場合は、バッテリーがしっかり固定されるまで取付け金具のナットを締め直します。
  2. ターミナル部の接続状態の点検
    バッテリー端子と車両側のターミナルとの接続が、しっかり固定されているか点検します。
    緩んでいる場合は、しっかり固定されるまでナットを締め直します。
    腐食(白い粉、サビなど)が見られる場合は、ワイヤーブラシなどで取り除きます。