2019年度事業報告書

  • 環境、再資源化への取り組みでは、海外の環境関連法・規制の動向に関する情報収集を行った。また、日欧米電池専門家会議(TWG+会議)で海外の電池工業会と交流するとともに、国際電池リサイクル会議(ICBR)にも出席、海外の電池リサイクル状況等の定点観測を行った。
    再資源化の取り組みは、最新版JIS、法令、JBRC業務に対応した小型充電式の識別表示ガイドライン改定し、第8版を発行した。
  • 標準化への取り組みとして、一次電池では、IEC国際規格(性能、安全性、輸送等8件)の改正審議及び新規制定を推進した。日本提案を規格化するため国内外の関連団体と連携し、幹事国としてリーダーシップを発揮した。誤飲防止図記号で、IECに規格化した「矢印なし」をISOにも規格化するように活動するも 「矢印あり」のみを採用予定で進行中。また、 JIS(リチウム一次安全)は、誤飲対策を盛り込んだ改正を行い、2020年2月に日本規格協会へ提出した。
    二次電池のうち、鉛蓄電池のIEC規格で、アイドリングストップ車用電池規格においては日本で開発した試験法を規格化することが出来、また二輪車用電池の国際規格制定においては日本がリーダーとして主導的な役割を果たした。これらには次世代担う新規の国際標準化人材が併せて参加した。JIS規格においてはアイドリングストップ車用電池新規規格の原案を完成した。また国際標準化に関連して、海外の二次電池工業団体との交流を深めた。
    国際会議の対応として、ニカド・ニッケル水素・リチウムイオン電池の性能・安全に関わるIEC規格の作成をリーダーとして推進し、IS発行に至った。また、米国のANSI、IEEEの両規格のIEC規格への整合を推進中である。
  • PL、安全への取り組みでは、一次電池は、重要クレーム情報のまとめを行い、ホームページ内の「乾電池使用上のトラブルについて」Q1. どんなトラブルが多いのですか?、Q2. トラブルの主な原因は何ですか?の項目について内容を更新し、使用方法の啓発を図った。
    二次電池では自動車電池の爆発情報を収集し、国土交通省自動車整備課,全日本トラック協会,東京都トラック運送事業協同組合連合会に報告し爆発事故減少化活動を実施した。また、蓄電池の安全確保のための表示ガイドライン(第6版)を改訂した。
    小型充電式電池では、安全確保のための表示ガイドラインの補足版を発行し、スマホ・PC・モバイルバッテリー等の市場事故情報の把握と共有を実施した。
  • ボタン電池回収処理事業の取り組みでは、コイン電池によるホームセンター火災事故の影響で急増した前年並みの回収量があった。また、回収電池のサンプリング調査を行い、空気亜鉛電池、酸化銀電池、アルカリボタン電池の水銀含有状況を調査した。
  • 広報活動としては、電池の安全で正しい使い方を雑誌や新聞媒体、イベントを通じて広く一般ユーザーに向け発信した。中でも乳幼児の誤飲事故防止の注意喚起や充電式電池の廃棄、自動車用バッテリーの点検・交換の促進についての啓発に注力した。また、電池フェスタは高知県で8月末に実施。四国エリアでは初開催となり、来場した子供たちや父兄の方々にイベント内の実験やクイズを通じ、電池について学んでいただいた。社会貢献事業の一環として活動している手づくり乾電池教室は、過去最高の52会場で開催し1,750名の子供たち参加いただいた。